3兄弟の2番目として生まれた。兄は人付き合いも良く、学びもたけていて、羨ましかった。弟は要領が良いのか世の中をするすると歩んでいくように見えた。
小さな頃から、兄弟と比べている自分がいた。両親は高校の教員で、その当時は大学に進学する人数はかなり限られていた。
今思い出しても2人ともかなりの知識人だった。2人の背中を見て懸命に学んだ。教科書を何度も読んだ。頭に残らなかった。成績は悪いままだった。要点をまとめることができないから全て描き写した。頭に残らなかった。成績は悪いままだった。それでも続けた。良い成績で褒められるいる兄弟のようになりたかったから。
成績は上がらないが、努力すること、無駄だとわかっていても続けることを学んだ。学んだというよりもそれしかできなかった。成績は上がらないけども努力していると叱られることはなかった。何かをしていれば叱られることはなかった。
ほめられたい一心で掃除を始めた。掃除は考える量 覚える量が勉強に比べると少なかった。しかられる時間よりも しかられない時間を見つけた。草むしりは時間がかかった。かかっている時間はしかられなかった。楽しくはないけどもしかられることもなく、たまに褒められた。
保護司研修で 発達障害の事を学んだ。社会に適合できなかった一定数がいる事を学んだ。
そんな中、発達障害を雇うと文句も言わずに一日中草むしりをしていて便利だという話を聞いた。なぜか心が暗くなった。なったけども、納得した。自分に照らし合わせたら、納得した。
雇える事業者さんは、そんな子と承知の上で雇って差し上げてください。即戦力にはならないかもしれませんが、言われた通り丁寧に続ける力があります。そしてちょっとだけ褒めて差し上げてください。
さあ今日も始まります。昔に浸って文字を打つのを納めて、錆びた草刈り鎌を丁寧に使って今日も草を抜いています。

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